3月3日は桃の節句でひな祭りですね!
ひな祭りといえば雛人形!
今は十五人のフルセットだけでなく、男雛・女雛のみの親王飾りから、三人官女までの五人飾り、アクリルケースで守られたものや飾り台が収納ケースになっているものまで種類が豊富になっています。
どの雛人形がいいかな~なんてワクワクもしますが、そもそもいつから飾りはじめていいのか、相場はいくらなのか不明なことも多々あるのが正直なところ。
そこで今回は、雛人形の飾る時期や人気の雛人形、価格の相場や購入時に決めるべきポイントについてまとめました!
また、「片付けが遅いと嫁に行けなくなる(遅くなる)」といわれる理由についても探りました!
それではどうぞ!
※この記事は4分程度で読める内容です。
雛人形の飾り方や方角、それぞれの役割についてはこちらの記事にまとめています↓
Contents
2020年今年のひな祭りは雛人形をいつから飾ればいい?

「雛人形をしまい忘れるとお嫁に行けない」なんていう迷信も存在する雛人形
私も小さい時にそんなことを言われ、ずっと飾っていたい気持ちと、お嫁に行けない恐怖心で葛藤していた時期があったことを思い出しました。笑
それでは、雛人形はいつからいつまで飾っておいていいor飾るべきなのでしょうか?
調査したところによると、どんなに早くても立春(2月4日)から飾り始めるのが一般的とされているようです。
ただ、地域によっては
・お正月の松が開けたら(1月8日以降)飾り始める
・旧暦の3月3日(今だと4月3日にあたります)から飾り始める
などなど決まりごとがあるようなので、困った場合は近くの人形店に問い合わせて地域の慣習を確認してみるといいですね。
とはいえ、飾る期間が法律などで決まっているわけではありませんので、好きなタイミングで飾り始めるのが良いかと思います。
片付けのタイミングはいつ?
片付けるタイミングについても決まりはないのですが、一般的には3月3日から2週間までの間に片付けるといいようです。
参照:ぷりふあ
ただし、湿度が高い日にしまうと人形にカビが発生する可能性があるので、天気が良くて、湿度が低い日に片付けるようにしましょう。
片付けるのが遅いと嫁に行けない理由は?
先ほどもチラッとお話しましたが、「片付けるのが遅いと嫁に行けない」なんていう迷信?がありますよね。
なぜそんなことが言い伝えられているのでしょうか?
調べたところ、
①子へのしつけのため
②厄払いのため
という2つの理由がきっかけのようでした。
それぞれについて詳しく見ていきましょう!
①子へのしつけのため
昔は娘さんが7歳になると節句の席は自分でお客様をもてなしていました。
その時に礼儀作法がなっていないと「親のしつけが悪い、怠け者だ」とみなされました。
子供は親を映す鏡とも言われているので、「怠け者の親の元で育った子を嫁として迎えたら大変なことになる」
ということで、娘をもつ親は娘に対し、しつけの一環で
「雛人形を片付けないと(礼儀作法も知らない、片付けも出来ない子として)嫁に行けなくなるよ!」
と言っていたようです。
この理由は比較的新しいものだそうですよ。
②厄払いのため
雛人形は元々厄払いのためのものであり、女の子の厄を人形に移し、川に流すことで女の子の幸せを願うものでした。
今は雛人形は流すものではなく飾るものへと変化していったので川へ流すことはありませんが(地域によっては流し雛をやっているところもあります)、それでも厄を移した人形をずっと傍に置いておくべきではないという考えから、
「片付けないと(幸せの一つである)結婚が出来ないよ」
と言い伝えられたようです。

どちらも理由を知るとなるほどなぁ〜となるものですね。
どちらの理由にせよ、娘の未来を思っての親の愛情からなるものであることは変わりませんね。
雛人形を購入する際の注意点や相場は?
これから雛人形を買うという方はどこの雛人形を買うか、といったことに頭を悩ませているのではないでしょうか。
なぜなら、雛人形と一口に言っても、人形店や職人によって顔や雰囲気が全く異なってくるからです。
私と母なんかは、実家の雛人形が一番綺麗な顔をしているという自負があるので(笑)
ショッピングモールなどで雛人形の特設会場を見つけると、毎度必ず顔を確認し、
「こっちよりあっちの方が可愛い」
とか
「やっぱり実家の雛人形が一番可愛い」
なんて言い合っています。(笑)
雛人形は決して安い買い物ではなく、ご家庭によっては先祖代々引き継いでいくものでもあるかと思いますので、これから購入する場合は、お金と相談しつつなるだけ良いものを…とあちこち探し回ってしまうのは致し方ないことですよね。
雛人形を購入する際の注意点は?
最初はどのタイプの雛人形(親王飾りなのか、五人以上の飾りなのか)にするかを決めるところから始めていきましょう。
なぜなら、男雛・女雛のみの親王飾りや、三人官女が増えた五人飾り、全て揃った十五人飾りなどで価格が大きく異なってくるからです。
また、衣装の質やどこのメーカーのものかによっても価格差が出てきます。
最初から購入するメーカーが決まっている場合は別ですが、これから全て決めていくといった場合には、雛人形のタイプを決めて、検索範囲をある程度絞っておくようにしましょう。
その方が効率がいいですし、考えすぎて頭がパンクするのを防ぐ事ができます。
飾りたい雛人形のタイプが決まってから、各メーカーの価格や人形の顔、衣装の質などを見て満足のいくものを決めていきましょう。
~雛人形を購入する際の注意点~
①どのタイプの雛人形にするか決める ※飾る部屋の面積等を考慮して
②各人形メーカーの価格や人形の顔、衣装の質などを見て満足のいくものを探す
たくさん種類はありますので、焦らずにゆっくり探していきましょうね。
雛人形のタイプ別相場まとめ
衣裳着タイプの親王飾り
5万~12万円程度

引用元:人形の館 石倉
男雛・女雛のみのシンプルなタイプ
現代では三段飾りとともにスタンダードになっているタイプです。
衣裳着タイプの段飾り(三人官女まで)
8万~20万円程度

先程の親王飾りに三人官女が増えたタイプ。
三人官女の真ん中は眉なしお歯黒になっており、既婚女性を表しています。
この方がお雛様に結婚後の心構えの手ほどきをしたのかも…と考えるとまた楽しいですね。
衣裳着タイプの七段飾り(十五人飾り)
20~50万円程度

引用元:Yahoo!ショッピング
十五人のフルセットタイプです。
お値段もはりますが、全員が揃った様子はまさに圧巻!
それぞれがなんの役割を担っているのかをお話するのも教養を養うという点で良いのではないでしょうか。
衣裳着タイプの収納飾り(親王飾り~三人官女まで)
6~12万円程度

引用元:福田屋人形店
こちらは雛人形を飾る台の中が収納スペースとなっており、雛人形はもちろん、ぼんぼりなどのお道具も収納出来る省スペースタイプです。
しまうところや飾る場所がないというご家庭に人気のようです。
衣裳着タイプのケース飾り
2万後半~9万円程度

引用元:Amazon
こちらはホコリや傷から守る為にガラスやアクリルケースで囲われているタイプ
飾り台に雛人形が固定されている為、箱から出してそのまま飾るだけという簡便さも特徴の一つです。
こちらも省スペースタイプなので飾りやすい仕様となっています。
最近では丸型のケースのものや、オルゴール付き、中には十五人のフルセット展開のものもあるようですよ。
木目込み雛人形
3万~15万円程度

引用元:Wowma!
こちらは実際に着物を着せる衣裳着タイプとは異なり、木の型に布の端を埋め込み、衣装を着ているように仕立てたタイプの雛人形。
ころっとして可愛らしく、大きさも比較的小ぶりなのが特徴です。
ここに記載した金額はあくまで目安ですので、どのタイプも大体10~20万円はすると想定した上で検討されると幅も広がっていいのではないでしょうか。
今人気の雛人形はこれ!
2020年現在の人気商品は
親王飾りのケース飾り、収納飾りが最も人気が高いようです。
これらは価格も10万円いかないものがランキング上位を占めていましたので、多くの方がコンパクトで安価なものを求めているというのが分かりますね。
また、ミッキーとミニーの雛人形もあり、価格も15000円~と比較的お手頃なので、ディズニー好きのお子さんにピッタリの雛人形ではないでしょうか。

画像引用元:楽天
参照元:人形屋ホンポ、楽天雛人形ランキング
まとめ
・雛人形の飾り始める時期は早くても立春(2月4日)から
・片付ける日は3月3日から2週間までの間で、天気の良くて湿度が低い日に
・地域によって習慣が異なるので、気になる方は近くの人形店に確認を取ってみて
・雛人形の片付けが遅れると嫁に行けなくなる理由は、子供への親の愛情が由来
・相場はタイプによって異なるが、大体10~20万程度と考えると選択肢も広がる
・雛人形の購入を検討する際は、①タイプを決める ②予算を決める ③人形店で品定め
・種類は豊富で顔の形も表情もそれぞれ異なるので、焦らずゆっくり探して
・人気の雛人形は親王飾り(男雛・女雛のみ)で、且つケース飾りか収納飾り
・ミッキー・ミニーの雛人形もお手頃価格で販売されている
いかがだったでしょうか!
雛人形は一生モノで決して安い買い物ではありませんから、この記事を参考に様々なお店で探してみてくださいね。
また、流し雛はあの豪華な雛人形ではなく、藁などで作った人形を流すようです。