一部の地域の子どもたちからは「存在するわけない」「なにそれ?美味しいもの?」といわれてきたある種レアな休暇期間である「秋休み」
昔からその土地にいる人からすれば、秋休みが存在するのも存在しないのもそれぞれ「当たり前」のことですが、初めての土地に引っ越してきたりなんだりした人からすれば混乱する話かもしれません。
そこで今回は、秋休みが存在する地域と2019年はいつから秋休みなのかを調査しました。
それではどうぞ!
この記事は3分程度で読める内容です。
この記事はあくまでも大まかな内容をまとめたものです。
詳しくは各自治体や学校にご確認をお願い致します。
Contents
秋休みが存在する地域はどこ?設定基準は?

秋休みが存在する地域は?
2018年時点で秋休みが存在していた地域は下記の通りです。
※文部科学省ならびに観光庁がまとめた「学校休業日の設定の工夫状況等に関する調査結果(平成30年4月24日)」から学校休業日を工夫している事例で「秋休みの設定をおこなった」と回答した都道府県並びに市区町村を抜粋しています。
・宮城県
仙台市、七ヶ宿町で2学期制を導入している学校
・埼玉県
熊谷市で2学期制を導入している市内小中学校
・山梨県
富士川町で2学期制を導入している学校
・愛知県
豊橋市、蒲郡市で2学期制を導入している学校
・三重県
明和町で2学期制を導入している学校
・鳥取県
鳥取市で2学期制を導入している全小中学校
・福岡県
福岡市、筑紫野市、春日市、太宰府市、福津市、糸島市、那珂川町で2学期制を導入している学校 ※一部を除く
・佐賀県
有田町、大町町の一部学校
この他にも東京都の渋谷区や千葉県千葉市、神奈川県茅ヶ崎市などの2学期制を導入している学校でも秋休みが実施されているようです!
ちなみに、神奈川県横須賀市は2018年度から「新たな2学期制」を目指すべく秋休みを廃止しました。
このような事例もありますので、重ねて申し上げますが自分が住んでいる地域で秋休みがあるかどうかは自治体のホームページや学校の年間行事で最終確認してくださいね!
実施地域についてですが、学校って書いたり小中学校って書いたりしていて、「まとまってないな!」って感じた方もいるかと思います。
ちょっと言い訳なのですが、参考にした資料自体が「小中学校」ってはっきり書いている箇所と書いていない箇所があって曖昧だったんですよね。
調査対象が小・中・高校を設置する都道府県教育委員会、市町村教育委員会になっているので、各教育委員会で書き方が統一されていなかったり、そもそも小・中・高全部実施していたりしていなかったりなどの事情があるのだと思います。
参考資料がそういった状態のなか、私が決めてかかってこの記事を書くのも良くないので曖昧にしています。すみません。
秋休みの設定基準は?
さて、上記の秋休みが存在する地域を読んでいただくと気付くかと思うのですが、ほとんどが「2学期制を導入している」学校になっていますよね。
そうなんです。秋休みは2学期制の学校で実施されている休暇なんです。

また、秋休みを実施するか否か、また実施する場合期間はどの程度にするかは公立学校の場合はその学校の設置者(=市区町村)が決めます。
秋休みがある地域は年間休日も長いの?
秋休みがある地域って、単純に考えると秋休みの分だけ年間休日が多いのかな?って思いませんか?
その分毎日の授業が大変なのかなぁ?とか、それでも休みが多いのは羨ましいぞ!!とか、色々考えちゃいますよね。
でも残念ながら、秋休みがあるところもないところも、年間休日はほとんど変わらないのだそう。
秋休みがある学校はその分、夏休みや冬休みが少し短くなっているようです。

もともとは農作業の手伝いをするための休みだった!
そんなちょっと複雑な気持ちになる秋休みですが、元々は「農繁期等における休業日」として一部の地域で存在していた休日なのだそう。
昭和30年代までは農業を営んでいる家の児童生徒が家業を手伝えるようにと設定されていた休業日で、長野県や山形県の一部では1990年代まで存続していました。

しかし週休2日制が導入された後は、授業時間の確保の為に「農繁期における休業日」というものは廃止され、その代わり「秋休み」が自由に設定出来るようになったそうです。

授業時間の確保のためって考えると、秋休みがあったりなかったりするのは仕方ないなって思いますね。
先程少し話した「3学期制の学校でも秋休みを設定することは出来る」の意味もご理解いただけたでしょうか。
3学期制の学校でも秋休みを設定することは出来るけれど、時期的に学期と学期の間というわけでもないので正直カリキュラムが組みにくかったり、授業時間が少なくなってしまったりなどの理由で導入していない学校がほとんどなのだと思います。
2019年の秋休みはいつから?地域別まとめ!

それでは2019年実施予定の秋休みの期間をまとめていきます。
小・中・高校ごとにまとめようと思っていたのですが、地域ごとで結構変わってくるので
地域毎に記載していきます。
なお、2019年7月現在で分かっている範囲を記載していきます。
・宮城県
仙台市:10月15日(火)~16日(水)(10月の第二月曜日の翌日及び翌々日)
・埼玉県
熊谷市:2019年10月19日(土)~22日(火)※熊谷市立籠原小学校年間行事予定より
・愛知県
岡崎市:市立小学校全て10月2日(水)~4日(金)※ただし球技大会あり
・鳥取県
鳥取市:10月12日(土)~10月14日(月・祝)
・佐賀県
大町町:10月12日(土)~16日(水)※一部学校のみ
・東京都
渋谷区:10月10日(木)~14日(月・祝)
・千葉県
千葉市:10月12日(土)~14日(月・祝)
・神奈川県
茅ヶ崎市:10月15日(火)~10月16日(水)
以上が現在分かっている秋休みの日程です。
各学校によって少しずつ日程が異なる可能性があります。
また、ここに記載している地域以外でも秋休みがある場合がありますのでご注意ください。
さいごに
いかがだったでしょうか。
秋休みといっても暦の上でも3連休のところで設定していたり2日だけだったりと地域によって実に様々でしたね。
秋休み制度がなかった人間からすると、「秋休み」という響きがとても甘いものに聞こえていましたが、案外なくても良かったのかもなぁと思ってしまいました。笑
秋休みがあるあなたは、思う存分休みを満喫して有意義な秋休みにしてくださいね!
秋休みがないあなたは、10月の3連休を楽しみに頑張っていきましょう!