2019年10月30日未明に沖縄県の首里城が火災に見舞われました。
この火事により首里城の正殿・南殿・北殿が全焼したとのことですが、なぜこのような事態になってしまったのでしょうか。
また、既に建て直しの費用や修復期間を不安視されている方がいますが、一体どれくらいの時間やお金がかかるのでしょうか。
そこで今回は、首里城の火災原因と修復費用や期間について調査しました。
それではどうぞ。
この記事は4分程度で読める内容です。
首里城火災はなぜ起きた?出火原因は?
首里城正殿で火事です。 #首里城 pic.twitter.com/Ym8ibkY1vZ
— 琉球新報 (@ryukyushimpo) October 30, 2019
琉球新報が出火当時の映像をツイートしていました。
画像でも衝撃を受けましたが、映像だとさらに衝撃があって言葉が出てきません。
今回の火災は10月31日午前2時50分頃に発生し、首里城の正殿・北殿・南殿が全焼しました。
また、近隣住民の自宅のも延焼する恐れがあるとして避難誘導をしているとのこと。
けが人はいないそうです。
【首里城で火災 正殿、北殿、南殿がほぼ全焼】
31日午前2時50分ごろ、那覇市首里当蔵町の首里城で火災が発生したと消防から通報があった。県警那覇署によると、正殿、北殿、南殿がほぼ全焼した。延焼が続いており、同署と消防は周辺住民の避難誘導をしている。https://t.co/xi3hMKFlXL pic.twitter.com/gHVBlaMJpc— 産経ニュース (@Sankei_news) October 30, 2019
午前2時50分というと、普段なら首里城に人もいないであろう時間帯ですよね。
一体どうして火災は起こってしまったのでしょう。
調査しましたが、現時点では警察や消防も出火原因が特定出来ていないようです。
SNS上では
・放火
・イベント準備による漏電や火の不始末
が原因なのではと推測されています。
イベントというのは首里城祭を指しており、10月27日~11月3日まで開催される予定でした。
引用元:http://oki-park.jp/userfiles/files/pdf/shurijo/event/shurijo_fes2019_c.pdf
SNSでは特に「万国津梁の灯火」が指摘されているようです。
近々開催予定だった首里城祭は夜になると大量の蝋燭が建てられて幻想的なライトアップされるんだけど、
もし蝋燭が大量に用意されてたら、なかなか鎮火できないのでは…?
火の手が上がったのは何が原因なんだ…。
本殿付近からだなんて… pic.twitter.com/pxQVpog4zw— 未達歌🐆UNO SANO (@Mitatsuka0513) October 30, 2019
ちょうど首里城祭してたのか。”幻想的な灯りに包まれる「万国津梁の灯火」” ライトが原因かな?
— ぺろーん (@peroon) October 30, 2019
「万国津梁の灯火」は沢山の灯りやキャンドルで首里城一体がライトアップされるイベントです。
とても幻想的な風景で人気のある催しでした。
引用元:http://oki-park.jp/userfiles/files/pdf/shurijo/event/shurijo_fes2019_c.pdf
ただ、「万国津梁の灯火」は11月2~3日の2日間しかおこなわれないものです。
引用元:http://oki-park.jp/userfiles/files/pdf/shurijo/event/shurijo_fes2019_c.pdf
10月30日~31日の間にキャンドルを用意していたとしても、全てに火を灯して確認まではしないのではないかと思われます。
だからといって放火などといったことは考えたくありませんが、やはり原因がはっきりするまではモヤモヤした気持ちになってしまいますね。
昨今はSNSで出たガセネタが拡散され被害を被る方なども出てきていますので、むやみに拡散したりせず、公式な情報が出るまで静観しているようにしましょう。
首里城の建て直し費用はどれくらいかかる?
今回全焼した首里城は太平洋戦争の沖縄戦で消失した箇所であり、1992年に再建されたものになります。
みなさんおはようございます。那覇で首里城が燃えてますが現状をまとめます。
燃えてるのは1992年に再建されたレプリカで、世界遺産の部分とは関係ありません。人的被害は今のところの確認されていません。出火原因は現在わかりません。 pic.twitter.com/uUJszqhiOG
— 稲葉渉 (@inabawataru) October 30, 2019
世界遺産とは関係ないにしてもやはりショックは大きいですし、再建するとなるとどれだけの費用がかかるのか気になるところです。
費用について、1992年に再建された時のものを調べてみましたが正確の情報を見つけることが出来ませんでした。
ただ一部情報では、再建するのに108億円以上かかったとの記載がありました。
この情報は真実かどうかは分かりませんが、何十億、何百億とかかっているであろうことが想像出来ますよね。
首里城の建て直し・修復期間がヤバい…
太平洋戦争で消失した首里城は、1958年から再建が始まりました。
最初は守礼門を再建、1980年代に入ってやっと政府も参入し始め、正殿や北殿の再建に着手するようになりました。
その時が1989年11月だそうです。
そして1992年11月に正殿等の建物の再建が完成したのだそう。
約3年かかっていますね。
今回の再建もおそらく同じくらいの期間はかかるものかと思われます。
また再建するにあたって、予算取りや今回火災で消失してしまった建物の片付け等も入ってきますので、トータルでかかる期間を考えると途方もない年月が過ぎそうな予感がします。
まとめ
・今回の火災で正殿・北殿・南殿が消失
・火災原因はまだ特定されていない
・再建にかかる費用は何百億の可能性
・再建にかかる期間そのものは約3年、予算確保や火災の後処理等も含めると途方も無い年月がかかると思われる